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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

9月号 Vol.183 2016年8月28日 発行
腸活におススメ!「乳酸キャベツ」 Newsな食ワード!

「乳酸キャベツ」ってご存知ですか?近頃、腸内フローラなど腸活がブームですが、家庭で手軽に作れて、胃や腸を整えるだけでなく美肌や免疫力アップにも役立つと話題になっている料理です。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「乳酸キャベツ」について特集したいと思います。

「乳酸キャベツ」とはキャベツに塩を加えてできる発酵保存食で、欧州ではザワークラウトやシュークルートと呼ばれています。主な材料はキャベツと塩だけですが、乳酸菌発酵による「乳酸」の風味が加わり程よい酸味があります。また乳酸発酵させることで旨味が6.5倍にもなります。発酵過程で増える乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えて腸内細菌のバランスを整え、免疫力を高める効果があります。「乳酸キャベツ」には乳酸菌が億から十億の単位で生息していて、キムチの乳酸菌生菌数と同等と考えられています。また植物由来の乳酸菌は動物由来のものに比べて強い酸性の下でも生きられ、胃酸や胆汁酸にさらされても生きて腸まで届きやすいそうです。もちろんキャベツそのものも栄養が豊富で、胃腸薬にも配合され胃腸の粘膜の修復を促す成分のキャベジン(ビタミンU)のほか、腸の掃除役となる食物繊維、美肌にいいビタミンCも含まれています。更にキャベツをはじめとするアブラナ科の植物には「イソチオシアネ―ト」という化学物質が含まれ、がん細胞の増殖抑制や発症予防に効果が期待できるという論文も発表されているそうです。「乳酸キャベツ」の作り方は、キャベツ1個分を千切りにします。半量のキャベツを保存袋に入れ、小さじ2の塩を混ぜます。残りのキャベツと小さじ2の塩、小さじ1/2の砂糖を加え袋の上からなじませるようにもみます。唐辛子、粒コショウ、ショウガ、ローリエ、など好みのスパイスを加えたら、袋の上からぎゅっと押して、余分な空気を抜いてしっかりと口を閉じます。1.5kg程度の重しをのせて、直射日光のの当たらない常温の環境で1〜5日置き泡が出てきたら清潔な瓶に移して冷蔵庫へ移します。冷蔵庫で約1ケ月保存可能との事です。乳酸菌もキャベジンも酵素も熱に弱いので加熱せずに生のまま食べ、少量ずつでも続けて食べるのが効果的のようです。
キムチよりも簡単に作れるので試してみてはいかがでしょうか。

夏のスタミナ切れに「にんにく味噌」パワー!「ここがミソ」コラム
夏の疲れからスタミナ切れになっている方も多いのではないでしょうか?そんな時は「にんにく味噌」をプラスしてみてはどうでしょうか。香りが食欲を刺激し、栄養素が体を元気にしてくれます。にんにくは体にいいけど、匂いが気になりますが、味噌と合わせることでにんにく特有の刺激と匂いが和らぎます。にんにくの中に含まれるアリシンは強力な抗酸化作用があり、動脈硬化の防止や生活習慣病の改善、細胞の老化を防ぐ作用があります。またビタミンB1の吸収を良くし、疲労回復、毛細血管を広げて血行を良くし、保温効果を上げるという働きもあります。また発酵食品である味噌も大豆から発酵させることで抗酸化作用が生まれます。にんにくと味噌のダブルパワーですね。
「美味しいというけど見た目が無理な食べ物」ランキング

1位:もんじゃ
2位:豚足
3位:蜂の子
4位:ナマコ
5位:イナゴ
6位:エスカルゴ
7位:白子
8位:シャコ
9位:ホヤ
10位:カメノテ
11位:ピータン
12位:スッポン
13位:サザエ
14位:センマイ
15位:アンコウ

参考:goo


編集後記

十五夜と言えばお団子とススキですよな。昔から日本にはいろんなところに神様が宿っていると考えられ、月もその一つ。月を神様として、作物の収穫に感謝し、月のように真ん丸い団子を作ってお供えしたのが月見団子でした。また、供える数は十五夜にちなんで15個。地域によってはお団子ではなく、イモ名月などの別名もあるように、収穫することができたお野菜(里芋などの芋類)なんかをお供えすることもあるようです。ススキを飾るのは稲穂(お米)に似ているからで、本物の稲穂を供えることもあるようです。ちなみに今年の十五夜は9月15日だそうですよ。

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